概要
東京都全域を区域とする一般印刷業唯一の工業組合であり、現在、組合員約1,300社を擁する東京都の地場産業を代表する団体です。
その東印工組は22支部から構成されており、「文の京」文京区を担っているのが文京支部となります。この文京区は明治維新から多くの学校が創設され、文豪、東京帝国大学(東京大学)もあり、そして大小の出版社が散在する。まさに「文化の地、教育の地」でもあります。現在、組合員は76社 地域密着型の支部として行政(文京区)や東京商工会議所文京支部などとも公的機関とも連携をとりながら東京の地場産業、文京の地場産業として活動しております。
更に、厳しい経済情勢と激変する社会環境の中で、中小印刷業界の課題に対応するため、東印工組の経営、マーケティング、教育、環境、労務、厚生各関係事業の実施および情報の提供などと幅広く活動を展開しています。
沿革
西暦 | 月 | できごと |
1881年 | 1 | 明治政府は東京府知事の行政指導のもと、いわゆる殖産興業政策の一環として重要商工業者に対し、 組合結成の布達。 |
2 |
東京46、横浜2の48の印刷業者が「活版印刷業組合」設立願いを 府知事へ提出したが、熱心な指導者がなく、組合は成立せず。 |
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1884年 | 11 | 農商務省は同業組合準則を発布。 |
1885年 | 1 | 同業組合準則が東京府に布達し、府知事から活版印刷業者 に組合結成の勧奨があったが、業界内がまとまらず成立せず。 |
1890年 | 11 | 国民待望の帝国議会が開設し、これと歩みをそろえる様に、 組合創立総会が築地の「寿美家」で開催。 |
12 |
100名の連著で12月13日、東京府知事設置願いを提出、 12月26日に認可され、準則組合「東京活版印刷業組合」が成立。 |
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1892年 | 9 | 「東京石版印刷業組合」が96名の組合員で認可成立。 |
1897年 | 「重要輸出品同業組合法」により、石版印刷業組合は「東京石版印刷同業組合」となる。 | |
1900年 | 「重要物産同業組合法」による組合へ移行。 | |
1910年 | 活版印刷業組合と合弁し、「東京印刷同業組合」が発足。 | |
1947年 | 太平洋戦争をはさみ、戦後の協同組合、調整組合を経て、現在の「東京都印刷工業組合」と歴史を重ね、東京市区改革35区から23区制への移行を受け、新たな名称にて東京都印刷工業組合文京支部が誕生。 | |
2017年 | 創設70周年を迎え、東京ドームホテルにて式典を開催 >>詳細 |